「涙の種類に驚いた」川口春奈とSnowMan目黒蓮『silent』がここまで支持される理由【識者が徹底分析】 (4/4ページ)

日刊大衆

「とにかく、鈴鹿さん演じる湊斗は最上級の優しさを持っていますね。自分よりも相手に尽くして、結果、疲れ切るというか。想と紬を見て嫉妬するよりは、自分自身で別れを決断し、想ともこまめに会う平和主義者なんです。

 登場人物のバックボーンがしっかりと描かれており、制作陣がキャラに愛を持っていることが視聴者にも伝わっていて、“紬と想のカップル派”や“紬と湊斗のカップル派”といったことで意見を戦わせるよりは、穏やかに皆を見守る視聴スタイルが根付いたように感じますね」

 登場人物の魅力以外にも、ドラマ『silent』は障がいを持つ人への無意識の偏見や思い込みである「アンコンシャス・バイアス」を気づかせる作りになっているようだ。

「ハンディキャップを描いたドラマとして、すごくいろいろな意見、角度から観察して作っているのではないかと思います。手話のシーンをとても長く取っていて、決めゼリフに手話が加わっていて、手話を覚えた方もいるのではないでしょうか。

 音がないシーンを効果的に使い、ハンディキャップがある人を極端に美化せず、弱者として描かない。『silent』は手話が日常で、ごく身近にいる人を描いているんですよね。今後、ドラマ制作に大きく影響を与えそうで、とても意義があるドラマだと思います」

 いよいよ佳境に入った『silent』。このまま、伝説のドラマとなるかーー。

吉田潮(よしだ・うしお)
テレビ評論家、コラムニスト、イラストレーター。『週刊新潮』(新潮社)で『TVふうーん録』を連載中。『週刊女性PRIME』や『文春オンライン』、『PRESIDENT ONLINE』などのメディアでもテレビドラマ関連の記事を執筆している。

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