サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表されたPOSITIVE試験の結果について (2/3ページ)
このたび、2022年12月6日~10日に開催されたSan Antonio Breast Cancer Symposiumにて、乳がん患者の短期的な乳がん再発率は、妊娠のために治療を中断しなかった女性と同程度であり、多くが妊娠して健康な赤ちゃんを出産したという結果が発表されました。
本試験には、2014年12月から2019年12月にかけて、20カ国116施設から、妊娠を希望する42歳以下の女性518人が試験に登録され、18カ月から30カ月の術後補助内分泌療法ののち、約2年間治療を中断して妊娠を目指すことを選択しました。追跡期間中央値41ヵ月の時点で、44人(8.9%)の参加者が乳癌の再発を経験しましたが、その割合は、閉経前女性に対する内分泌補助療法を検討した他の研究に登録された患者さんにおける発生率(9.2%)と同等だったということです。ホルモン陽性乳がんは、最初の診断から年月が経過してから再発する可能性があり、今後、本試験では長期にわたる再発リスクを評価するためのフォローアップを実施する予定です。
発表の詳細は、SABCS及びETOP-IBCSG/BIGのプレスリリースをご確認ください。