「僕の家系は江戸時代から長男が50歳まで生きたやつがいないんです」【俳優・山路和弘独占インタビュー】(4) (4/4ページ)

日刊大衆

 そういうのがあって、子どものころから"お前も絶対早いからね”って親戚に言われて育ってきて。親父の年を越したときとか、50歳を越すか越さないかのときに、本当に毎日毎日嫌でしょうがなくて……。今度、自分の番はいつ来るんだぐらいに考えてたんですけど、それを過ぎてからはすごい楽になったんですね。生きるというか、生きていくしかないんだなみたいに思うようになって。それまで、若い頃は割と自暴自棄でいた。死ぬということより、生きることを意識しだしたのは、たぶん50歳以降かもしれないですね。

――ありがとうございました。

■プロフィール
山路和弘(やまじ・かずひろ)
1954年6月4日生まれ、三重県伊賀市出身。1979年、劇団青年座に入団。俳優、声優、ナレーションなど幅広く活躍。2010年度第36回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞。2017年度毎日芸術賞を受賞。また、2021年3月、第15回声優アワードで外国映画・ドラマ賞を受賞している。吹替の担当俳優はジェイソン・ステイサム、ウィレム・デフォー、アル・パチーノ、ゲイリー・オールドマンなど多数担当している。

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