「僕の家系は江戸時代から長男が50歳まで生きたやつがいないんです」【俳優・山路和弘独占インタビュー】(4) (3/4ページ)
室町幕府のシステムをそのまま持ってきて、社内には公方、侍所、問注所というセクションがあるちょっと変わった会社の社長です。
悪役なのか、善人なのかはご覧いただいて。ポスターでは悪そうな顔してるんですけど、元々の顔だからしょうがないですね。以前、磯部勉さん(※)が“ものすごく悪そうな顔してる”って、人に突っ込まれていたことがあって。磯部さんは、“いやいや、俺だって、昔はこんな顔してなかったんだよ、悪役ばっかやってるとこういう顔になるんだよ。お前もわかるよな、山路!”って言われたことがありまして……。これ、もう顔自体がしゃあないですよ。
※磯部勉さん=俳優。NHK大河ドラマ『篤姫』、『軍師官兵衛』などに出演。声優、ナレーターとしても活躍しており、ハリソン・フォードやブルース・ウィリス、メル・ギブソンなど多数の洋画の吹替を担当。
■山路さんの「死」の捉え方
――悪役としての経験や、演技の表情の作り方なども影響しそうですね。
そう、だから善人をやるときが大変なんですよ。今回の『時をちぎれ』では、かっこいい将軍様をやろうと思ったら悪そうになっちゃいましたね。コメディなんで将軍様はそんなに悪いやつじゃないですけど、ただ悪く見えます。山路将軍の黒いところも白いところも全部出てますので。
で、現代にありながら“室町幕府のシステムを模している会社の中で起こる出来事だったり、現代のハラスメントっていう問題もテーマになっていますね。楽しいお芝居になる予定です。
――俳優、声優としてたくさんの「死」を演じてこられたと思いますが、山路さんご自身は死についてどうお考えでしょうか。
死ということに関して、僕の家系には江戸時代から長男が50歳まで生きたやつがいないんですよ。だから、じいさんもやっぱ45歳で死んで、僕の親父は39歳で死んでるんですよね。