「2023年こそ特撮」!!“超特撮芸人”篠宮暁が“絶対推薦”する「入門編」は赤楚衛二も出演『仮面ライダービルド』!「日本が3つの分断されて…とにかくめちゃくちゃ面白い!!」【日本人「特撮完全補完計画インタビュー#3】 (6/7ページ)
完全に大人向けの作品となっており、非常に重厚な社会はドラマとしても見ごたえがある作品)
――どうしてでしょう?
「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』も『仮面ライダーギーツ』も当然面白いし、特撮好きじゃない層にもだいぶアプローチできてたとは思いますが、『BLACK SUN』で“西島秀俊さんや中村倫也さんが主演をやる”って発表されたときの瞬間最大風速は相当スゴかったな、と思ったのがひとつ。
あと、『BLACK SUN』は全10話を毎週ではなく一挙配信しましたが、“10話を見た”というより“約440分の映画を観た”みたいな感覚だったんです。こんな長い映画を『仮面ライダー』で作れるんだという感動もあったので、これできるならほかのあの作品もできるなー、とか。白石和彌監督という普段特撮を撮ってない監督が作ったのもかなり大きかったと思います。
特撮の人が外に出ることもあれば、外の人が特撮を作ることもある。こうした循環みたいなのが今年もっと進んで行けば、テレビ放送のシリーズも面白くなるし、さらにいろいろ面白いことが起きるんじゃないかと思います」
――2023年に期待していることは?
「2023年でいうと、やっぱり3月公開予定の映画『シン・仮面ライダー』がどうしても楽しみにではありますね。
というのも作品の色が『仮面ライダーBLACK SUN』と同じ方向に行くのか、はたまた違う方向に行くのか……『BLACK SUN』はかなり大人向けでヘビーな作品だったので。
もともと『BLACK SUN』のオリジナルである『仮面ライダーBLACK』(1987年放送)は、初代『仮面ライダー』を強く意識した原点回帰の作品でもあります。