仰天事件簿:コックピットの窓が吹き飛び外に吸いだされてしまった機長、奇跡の生還 (3/5ページ)
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The Miracle of Flight 5390
のちに、シドニー・モーニング・ヘラルド紙とのインタビューで、オグデンは次のように語った。
とっさに前方を見ると、コックピットの窓がなくなっていて、機長のティムが外に飛び出しそうになっていました。
強風のせいでシートベルトから吸い出されてしまってのです。彼の足しか見えませんでした。
思わず、操縦桿を飛び越えて、ティムの腰をつかんで、落ちないよう支えました。
機長は背中からシャツがはだけ、仰向けの格好で体のほとんどは外に出ていて、機体の上にふたつに折り曲がったようになっていました。
彼の足が絡まって、自動操縦が解除されてしまい、はずれたコックピットのドアが操縦桿の上にかぶさっていたため、飛行機は世界でもっとも混雑している空を、時速650キロ近くで飛んでいました。
このままでは、彼を失ってしまうと思いました。窓付近で、彼の体はほとんどU字になっていました。
彼の顔は、窓に叩きつけられて、鼻や側頭部から出血していました。両腕は風に揺れていて、その長さが1.8メートルもあるように見えました。
もっとも恐ろしかったのは、彼の目が大きく見開かれていたことでした。