どこまでも正直一筋!徳川家康を感心させた「仏の高力」高力清長のエピソード【どうする家康】 (3/3ページ)
天正20・1592年~文禄2・1593年)においても発揮され、軍船の建造を担当した清長は「御屋形様のご負担を少しでも減らさねば」とばかりコスト削減を達成。
果たして節約できた黄金20枚を家康に献上しました。ふつう与えられた予算は目一杯使い切るか(そうでないと、次から予算をカットされてしまうから)、あるいは手元にプール(ストック)しておいて次なる無茶ぶりに備えるのが役人の知恵というもの。
「どこまでも律儀なヤツめ……とは言え、いちいち返納を受け付けるのも面倒なので、正直の褒美としてくれてやれ」
家康は呆れるやら感心するやら……かくして清長は節約した黄金20枚を賜ったということです。
終わりにこんな調子で正直一筋に生き抜いた高力清長は慶長5年(1600年)に隠居して、嫡孫の高力忠房(ただふさ)に家督を譲ります。
そして慶長13年(1608年)1月26日に世を去りました。享年79歳。その墓所は浄安寺(埼玉県さいたま市)にあり、今も人々の暮らしを見守っているそうです。
NHK大河ドラマ「どうする家康」には登場するでしょうか。するとしたらキャスティングにも注目ですね!
※参考文献:
中村孝也『徳川家康公伝』東照宮社務所、1965年1月 本多隆成『定本 徳川家康』吉川弘文館、2010年12月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan