日本ハム・新庄監督、ドラ6・宮内を守護神に抜擢? フリー打撃での投球内容が決め手か (1/2ページ)

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新庄剛志監督
新庄剛志監督

 「守護神候補」が見つかった。日本ハムのスカウトたちもそのつもりで指名したのではないだろうか。

 2月8日、北海道日本ハムファイターズのドラフト1位・矢澤宏太投手(日体大)がブルペン入りし、約50球の投球練習を行った。カーブ、スライダーなど変化球も投げていたが、「調整はやや遅れている」(チーム関係者)という。

 「打者としての練習もあるからね。そっちの方の練習に今は重点を置いているし、新人なんで周りがブレーキを掛けてやらないと、オーバーワークで故障してしまうし」(前出・同)

 左腕・矢澤を「二刀流」で育てていくのは、既報通り。日本ハムには大谷翔平(エンゼルス)を成功させたマニュアルもある。調整遅延でも“キレ味バツグンの投球”ができるのだから、新庄剛志監督の描く先発ローテーションに矢澤の名前が入っているのは間違いないだろう。

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 しかし、新庄監督を救ってくれそうな新人投手はほかにもいた。

 ドラフト6位、26歳のオールドルーキー・宮内春輝投手(日本製紙石巻)だ。

 「クローザーで使うかも。前日7日、フリー打撃で登板し、結果を残しました。右のサイドスローですが、新庄監督は『左バッターが相手でも通用する』と絶賛していました」(現地記者)

 昨季の北山亘基に続く“ルーキー守護神”が誕生するかもしれない。

 年齢からも分かる通り、宮内は「伸びしろ」ではなく、「即戦力」で指名した。対戦バッターの左右に関係なく勝負できると評価されたのだが、新庄監督がわざわざ「左バッターでも」と言ったのにはワケがあった。

 「新庄監督は当初、伊藤大海にクローザーを任せるつもりでした。でも、伊藤自身、先発へのこだわりが強く、稲葉篤紀GMらにも相談していました」(前出・同)

 複数の関係者などの話を総合すると、新庄監督は伊藤の希望を受け入れたそうだ。

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