【ネタバレ注意】孤独と狂気にさいなまれる今川氏真。その後どうなる?【どうする家康】 (4/4ページ)
豊山栄公仙岩院と號す。市谷の萬昌院に葬る。後この寺を牛込にうつさる。室は北條左京大夫氏康が女。
※『寛政重脩諸家譜』巻第九十四 清和源氏(義家流)今川
ここには書いていませんが、氏真は江戸に移住していたと見られ、市ヶ谷の萬昌院(龍寶山萬昌院功運禪寺。現:東京都中野区)に葬られます。
萬昌院の開祖(開基)は弟の今川長得(ちょうとく)。早くから出家していたようで、兄の菩提を弔いました。
終わりに
我が子同前に可愛がった竹千代(元康⇒家康)に、今川家を滅ぼされてしまった義元。その胸中やいかに(イメージ)
父の死を機に転落・流浪の人生をたどった今川氏真。しかしその晩年はかつて決別した家康と親しく趣味(和歌や剣術)の話題で盛り上がるなど、気楽な立場で暮らしたようです。
もしかしたら、権謀術数の渦巻く政治の最前線で鎬を削るより、こちらの方が性に合っていたのかも知れません。
NHK大河ドラマ「どうする家康」では瀬名(演:有村架純。築山殿)にあんなことやこんなことをしてしまった氏真を、家康はどのように迎え入れるのでしょうか。今後の展開に注目です。
※参考文献:
『寛政重脩諸家譜 第一輯』国立国会図書館デジタルコレクション 笹間良彦『図説日本武道辞典』柏書房、2003年5月 戦国史研究会 編『論集 戦国大名今川氏』岩田書院、2020年5月 山田忠史ら編『武芸流派大事典』新人物往来社、1969年1月トップ画像(右):大河ドラマ「どうする家康」公式サイトより
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