ケンドーコバヤシ、人生の選択を続ける【人間力】インタビュー「ノーペイン・ノーゲイン。痛みなくして前進なし」 (1/3ページ)

日刊大衆

ケンドーコバヤシ(撮影・弦巻勝)
ケンドーコバヤシ(撮影・弦巻勝)

 実は、小学生のときは全国模試で10位に入ったり、高校生のときは現国(現代国語)だけ全国7位になって、ぶっちゃけ頭は良かったんですよ。スポーツも常にずば抜けていて、自分で言うのもこっぱずかしいけど、“神童”ってやつでしたね(笑)。周りが腹抱えて笑っていても「何がおもろいんや」ってクールに見ていたし、他人の言うことにはピクリともしなかった。

 そんな俺が芸人の世界に入った理由は、これより良い仕事はないと思ったから。テキトーなこと言ってお金は入ってくるし、女のコにはモテる。いいことしかないなって思ったんです(笑)。

 でも最初から順調だったわけではありませんでしたよ。ピン活動を始めたら、度が過ぎた下ネタが原因で事務所をクビになりそうになったこともあったなぁ(笑)。あの頃は思い出したくないくらい嫌なヤツで、とにかく、とがっていましたね。大衆にこびるのが嫌で、一度ウケたネタはもうやらない……みたいな(笑)。

 そんな俺でも30歳を超えたときに、給料が2桁(万円)行ったことがなくて、危機感を覚えて、これからはちょっと、おとなしめにやろうと。プロってそういうことだと思ったんですよ。自分をコントロールして、穏やかになったというか。結果、食えるようになりましたからね。

 とはいえ、今もけっこう放送コードギリギリのことを言ってます。そっちのほうが面白いですからね。

 振り返ると、自分の生活の糧は風俗に行くことかもしれません。公私ともにエロで動いてますね(笑)。

■ノーペイン・ノーゲイン

 お店に行くときは事前にその店はリサーチせず、無の心境で店に飛び込むことを大事にしてます。ところが、いるんですよ。風俗のこと教えてくださいってハンパなことを聞いてくるやつが。一般人でも芸人仲間でも。そんなヤツらには「テメエの足で稼げ!」って思いっきりビンタしてやりたくなりますね(笑)。ノーペイン・ノーゲイン。痛みなくして前進なしですからね。逆に、失敗を体験したことがあるヤツには言ってあげたい。「お前、足元を見てみろ。前進しているよ」ってね(笑)。

 風俗で感動したこともあって。

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