これぞ断捨離!「賤ケ岳七本槍」加藤嘉明が名品・虫喰南蛮を叩き割ったその理由とは? (2/3ページ)

Japaaan

加藤左馬之介嘉明。落合芳幾「太平記英勇傳」

そんな嘉明が大事にしていた「虫喰南蛮(むしくいなんばん)」という十枚セットの小皿を、家臣が一枚割ってしまったそうです。

「あ~あ……」

さぁどうするか。放逐か、お手討ちか……戦々恐々としていたところへ、帰って来た嘉明が報告を受けます。

「左様か」

言うなり嘉明は残った九枚の虫喰南蛮を持って来させ、これを片っ端から叩き割りました。

「「「御屋形様!?」」」

唖然とする周囲に対して、最後の一枚を割り終えた嘉明は説明します。

「確かにこの皿はお気に入りじゃった。しかしこれが為に家臣の名誉を損ねたり(粗忽者の汚名を付したり)、取り出すたびに嫌な思い出を残したりすることは我が本意ではない。

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