これぞ断捨離!「賤ケ岳七本槍」加藤嘉明が名品・虫喰南蛮を叩き割ったその理由とは? (3/3ページ)
怒っておらぬゆえ、気にするな」
器物を愛する心より、士を粗忽の名に汚したり、是皿十の数ある物の中、何の年、何某こそ損じつれと器物の出る度毎に其者の名を出さんこと吾本意にあらず、毛頭怒てするにあらず、吾非を改むる也
※真田増誉『明良洪範』
これでスッキリした……モノは人が幸せに暮らすために必要なのであって、モノのせいで不幸になっては本末転倒。
どんな名品・逸品であろうと人の命には代えられない。九枚の小皿をあえて割ることで、大切なことを思い出した加藤嘉明は、その後も家臣たちから慕われたということです。
(何も割らなくても=譲るなどすれば良かったのでは……と思いますが、恐らく一枚でもこの世に残っていると未練になると考えたのかも知れませんね)
※参考文献:
笠谷和比古 監修『武士道 サムライ精神の言葉』青春出版社、2008年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan