新種の巨大古代魚の化石を発見。人類の遠い祖先を捕食していた可能性 (1/4ページ)
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今から3億5000万年前、まだ恐竜が地上の王者となるはるか前の時代、ゴンドワナ超大陸の川や湖には獲物を待ち伏せする巨大な肉食魚が存在していたことが、発掘された化石により明らかになった。
新たに発見された古代魚は体長2.7メートルもあり、これまでに知られているものとしてはデボン紀後期最大の硬骨魚だ。
その姿は、やや顔の短いアリゲーターガーを思わせ、口の中に5センチもある1対のキバを生やしていた。
大型の肉食性淡水魚「ハイネリア」の仲間で、つけられた学名が「ハイネリア・ウデレジネ(Hyneria udlezinye)」。南アフリカの先住民の言葉で「他者をくらう者」を意味している。
・四肢動物すら獲物としていた上位捕食者
この「ハイネリア・ウデレジネ(Hyneria udlezinye)」の存在を示す最初の手がかりは、南アフリカ南部の街マカンダにほど近い「ウォータールー・ファーム」という発掘現場で1995年に発見された。それは特徴的な波模様のあるウロコの化石だ。
アルバニー博物館の古生物学者ロバート・ゲス氏らは、その後も調査をつづけ、ついにすべての化石をつなぎ合わせることに成功。その成果は『PLOS One』(2023年2月22日付)で発表されている。