郷土和菓子「あんびん」って知ってる?その材料や大福餅との違いなどを解説 (2/4ページ)
この材料の相違がどんな違いをもたらすのかというと、大福の皮は糖分が含まれているため時間が経っても柔らかいですが、あんびんは餅そのものなので、時間の経過と共に固くなるのです。
ただ、だから大福餅より劣るわけでもなく、そのかわり焼いて食べるという楽しみ方もあります。あんびんを焼くと「おやき」になると言えるかも知れません。
また、醤油や雑煮とも相性がよく、小豆の甘さを引き立たせるためにお汁粉に入れたり、砂糖をつけたりする食べ方もあるようです。
縁起物だったあんびん
なぜ、あんびんで塩を使うのかというと、昔の日本では砂糖が貴重品だったので入手しにくかったからです。
またあんびんはもともと農村の食べ物で、新米の収穫祝いに供されていました。食紅で色を付けた大福と、白色のあんびんで紅白餅としてハレの行事で食べられることもあったようです。