世界最古の乗馬の証拠か?5000年前の騎手の遺骨が発見される (1/4ページ)
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移動手段に馬を利用することは、人間の歴史の中で重要なターニングポイントになった。行動範囲も広がり、それにより社会が発展したとも考えられる。
ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、セルビアの4500年から5000年前の埋葬地で発見された人骨には、人類がこの時代からすでに馬に乗っていたことを示す6つの特徴が認められたという。
・ウクライナを中心に広がった古代ヤムナ文化
クルガンと呼ばれる土の墓塚は、ヤムナ(ヤムナヤ)文化のものだ。ヤムナ文化は、紀元前3600年ごろから紀元前2200年ごろにかけてドナウ川とウラル山脈の間の広大な地域にわたって存在した文化圏だ。
ウクライナが中心地と言われており、西は現在のルーマニア、モルドバ、東はカザフスタン西部、ロシアのヴォルガ川下流域まで広がる、黒海・カスピ海のステップ(草原)出身の移民の文化だ。
ヤムナは、ウシやヒツジの遊牧民で、最新の発見からは、彼らが馬に乗って家畜を世話をしていたことがわかった。
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・ヤムナ墓塚で発掘された騎手の人骨
フィンランド・ヘルシンキ大学の考古学教授で、この発見をした国際チームのメンバーであるフォルカー・ハイド氏は、次のように述べている。
紀元前3000年から2500年の間に、ヤムナ人の間では馬に乗ることはすでに一般的なことでしたヤムナ墓塚が発見された黒海西の地域は、石器時代(新石器時代)と銅器時代後期にここに定住していた農民の共同体と遊牧民が初めて出会った場所だ。