宗徒をまとめたカリスマ性に溢れた僧!一向宗の若きホープ・空誓の生涯を紹介【どうする家康】 (1/3ページ)
『どうする家康』の7話「わしの家」8話「三河一揆でどうする!」9話「守るべきもの」で登場した、市川右團次さん演じる一向宗をまとめた本證寺の僧侶・空誓(くうせい)。
市川さんが空誓を演じたことで、貫禄がありながらどことなく優しさが溢れ出ていましたね。9話で劇中から退場となりましたが、その後の空誓についてどうなったか気になる方もいるのではないでしょうか?
今回は、三河一向一揆で活躍した空誓の一揆鎮圧後のその後について紹介します。
10代で一向宗の宗徒を率いた空誓は堅田(現在の滋賀県大津市)にある慈敬寺の4世実誓を父に、天文16年(1545)に生まれます。本願寺中興の祖・蓮如のひ孫にあたるので、出自がいいことがうかがえます。
永禄4年(1561)に本證寺9世である玄海が加賀一向一揆で戦死したことで、本願寺の11世・顕如は空誓を猶子にしました。そして玄海の娘婿となり、17歳で本證寺10世となりました。