利便性高くニーズが広がる「スマートホーム」 その実際と課題とは? (3/4ページ)

新刊JP

さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、自宅の通信環境を整えなければいけない人が増えたこともあり、そこからビジネスモデルが確立していきました。

もう一点は、私自身が不動産のオーナーをしているのですが、不動産の新しい付加価値としてのスマートホームの可能性を考えたことです。少し前で言うと、ドアホンやオートロックが不動産の強い付加価値となっていた時代がありました。どちらも今では広く普及していますが、スマートホーム対応も新しい付加価値として期待できるものです。実際に結果も出てきていて、本の中でも書かせていただきました。

――スマートホーム化のニーズの高まりを感じられていたわけですね。

小白:そうですね。それに自分の親を介護した経験や、自分の不動産に入居している高齢者が熱中症で亡くなったという経験からも、IoTで介護の負担が軽減や、見守りでの気づきの機会が増えるなど有効性が高いので住宅へのIoT導入の必要性を強く感じていました。スマートホーム化は難しいものではないので、そうであればこれはすぐに対応すべきだろうと。

――高齢者向けの住宅のスマートホーム化のニーズは高いと思います。

小白:そうだと思います。温度管理や湿度管理が自動でできたり、ネットワークカメラや転倒検知センサー、動体センサーなどを利用して緊急時に迅速に対応できる環境を整えることが必要でしょう。また、遠隔でご両親の安否を確認できることも大切なことです。

ただ、高齢者の方の場合、通信環境が整っていないことが多く、その点はこれからクリアしていかなければいけませんし、スマートホームと言うとすごく難しく捉えられてしまうこともあります。ただ、細かいことは分からなくても、いかに生活が便利になるかを理解していただくことが大切ではないかと思います。

――小白さんがお考えになるスマートホーム化のメリットを教えてください。

小白:個人の生活としては便利になる。これが第一です。また、先ほど不動産について触れさせていただきましたが、不動産のオーナーにとっては物件の新たな付加価値になります。

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