利便性高くニーズが広がる「スマートホーム」 その実際と課題とは? (1/4ページ)
2020年に始まったコロナ禍以後、私たちの生活様式は大きく変化した。
コロナ禍当初は外出を控え、自宅で過ごすことを求められた。また、リモートワークが普及し、それに合わせて住宅内の住環境や通信環境などの整備を行ったという人も少なくないだろう。
そんな中で今、注目を集めるのが「スマートホーム」だ。
キー(鍵)レスを実現するスマートキーや、AIを搭載したスマートスピーカーなどが代表的な例だが、それ以外にも様々なものがあり、私たちの生活を快適に、便利にしてくれる。
ただし、興味があってもどのように導入したらいいのか分からないという人もいるだろう。
『鍵のいらない生活 スマートホームの教科書』(クロスメディア・パブリッシング刊)はそんな疑問に答えてくれるスマートホームの入門書だ。
今回は本書の著者で、スマートホーム化支援の事業を手掛ける三和テレム代表取締役の小白悟氏にスマートホームの利便性や課題についてお話をうかがった。
(新刊JP編集部)
■認知度は高いスマートホームだが、課題は「通信環境」――近年注目を集めつつある「スマートホーム」についてお話をうかがっていきます。まずは「スマートホーム」と「スマートハウス」の違いからお聞かせください。
小白:まずは「スマートハウス」ですが、これはエネルギーに有効活用を主眼に置いた住宅のことです。省エネや畜エネといった機能を備えた、いわゆる「エコ住宅」ですね。一方の「スマートホーム」は、IoTを取り入れた住宅のことです。家の中にテクノロジーを導入して、私たちの暮らしを便利に、快適にしていくというもので、大きな違いがあるんです。
――アメリカでは「スマートホーム」の普及が進んでいるとされています。日本での普及は現在どの程度進んでいるのでしょうか。