30〜40代以降は健康診断だけでは不十分!? 「検診」を受けるべきと現役医師がアドバイス (1/2ページ)
会社勤めをしていると、健康診断(健診)を毎年定期的に受けているだろう。
では、健診を受けるだけで、どこまで健康や病気のことが分かるのか疑問に思ったことはないだろうか。
今回は「検診」の必要性について解説していく。
法律で定められた健康診断の項目健診の項目は法律で最低限定められている。
身長、体重、腹囲、視力、聴力、血圧測定、心電図検査、血液検査、尿検査、医師の問診・診察などである。
全身をひと通り確認できるので、もちろん健康診断は病気の発見に役に立つ。
健診と検診との違いなお、健診はあくまで、高血圧や糖尿病、生活習慣病などの病気の予防をするのが目的だ。
一方で検診は、特定の病気を見つけるために行うもの。
例えば、がん検診、歯科検診、脳卒中検診などがある。
検診でどのような検査をするかは病院・施設によって異なる。
大腸がんに関して次に、大腸がんについて考えてみる。
大腸がんは、男性・女性ともに、人生でかかりやすいがんの順位や、亡くなってしまうがんの順位でトップ3に入る。