地球の生命誕生の元となった物質が特定される。地球外生命体を探す手がかりに (1/4ページ)
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私たち地球上の生命はどのように誕生したのか?
『Science Advances』(2023年3月10日付)に掲載された研究では、そのはじめの一歩となる最初の代謝を生み出した分子を特定したという。
それはタンパク質を構成する「ペプチド」と2つのニッケル原子が結合した「ニッケルバック」で、原始の海で起きたその化学反応が生命の炎を灯すことになったそうだ。
またこの発見は、宇宙のどこかにいるかもしれない地球外生命体を探すうえでも重要な手がかりであるという。
・生命の代謝活動を始動させた分子を特定
ラトガーズ大学の研究員ヴィカス・ナンダ氏らが生命の始まりの最有力候補と主張するのは、タンパク質を構成する「ペプチド」というアミノ酸が結びついてできた分子だ。
そのペプチドは、窒素原子が”背骨”となって2つのニッケル原子を結合させていることから「ニッケルバック」と呼ばれている。
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生命の始まりとなったとされるペプチド「ニッケルバック」。