地球の生命誕生の元となった物質が特定される。地球外生命体を探す手がかりに (3/4ページ)

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 だがそれでいて、周囲のエネルギーを使って生化学的なプロセスをうながせるくらい化学的に活発でなければならない。

 そうした特徴をあわせ持つ物質を探すために、ナンダ氏らは現代のタンパク質の中でも、特に代謝に関係するものを調べてみることにした。

 だが、それらはごく初期の地球に存在したと考えるにはあまりにも複雑すぎることが判明。そこで、今度はタンパク質のもっと基本的な構造を探ってみることにしたのだ。

 そして見出されたのがニッケルバックだった。このペプチドは、13個のアミノ酸が2個のニッケルイオンと結合してできている。

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・生命はどのようにして誕生したのか?
 彼らの想像する地球上の生命誕生のシナリオはこうだ。

 地球初期に形成された海にはニッケルが豊富に存在した。それがニッケルバックに結合すると、ニッケル原子が強力な触媒となり、さらに陽子と電子を引き寄せた。

 こうして水素ガスを発生。初期の地球には水素がずっと豊富にあり、これが代謝をスタートさせる重要なエネルギー源となった。

 これを説明する仮説ならたくさんあるが、実験でその内容を検証しているものはあまりない。ナンダ氏によると、だからこそそれを実際にやった今回の研究は重要なのだという。

 「単純なタンパク質代謝酵素が実際に存在できるだけでなく、それらが非常に安定かつ活発であることが示されました。
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