「帰ってこない夫を待つのに疲れ家出した私。息子を抱いて座り込んでたら『赤ちゃんがかわいそう』と言われて...」(愛知県・50代女性) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Uさん(愛知県・50代女性)
その日、Uさんは幼い息子を連れて家出をし、当てもなく歩いていた。
やがて疲れて座り込んだ店先で、彼女に声をかけてきたのは......。

<Uさんの体験談>
待てど暮らせど帰ってこない夫を待つことに疲れた私は、ある日生後2か月の息子だけを連れて家を出ました。
しかし、親の反対を押し切って結婚した私は実家に帰ることもできず......あてもなく彷徨い歩くしかありませんでした。
「あなたはいいけど......」やがて歩き疲れてしまい、あるお店の前に座り込みました。するとカランカランと音が鳴り、床屋さんのおかみさんが出てきて、こう言ったのです。
「あなたはいいけど、赤ちゃんがかわいそうよ。中に入りなさい」
そんな風に優しく諭してくれたおかみさんのお言葉に甘えて、私は床屋の中に入らせていただくことに。そして、きれいなグリーンの緑茶を出していただきました。

「好きなだけいていいから」
おかみさんのその一言で、私は張り詰めていた糸が切れたかのように、涙が後から後から溢れて止まりませんでした。
そうしてしばらくして泣くだけ泣ききったら、すっきりしました。深々とお礼をし、息子を連れて絶対にお礼に来ようと思いました。