「身長遺伝子」の特定か?人の身長は、軟骨の発達に関わる遺伝子から大きな影響を受けている (2/3ページ)
それは6億個もの軟骨細胞を選別するという、とんでもなく骨の折れる作業だった。
だがその甲斐あって、骨の成長に重要と考えられる「145個の遺伝子」が発見された。これらの遺伝子は、少なくともマウスの成長板の成長と骨の形成に不可欠であるようだ。
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・人間の身長遺伝子データと比較
レンサル氏らは、こうして判明したマウスの身長遺伝子を、人間の身長をテーマにしたゲノムワイド関連研究のデータと比較している。
ゲノムワイド関連研究とは、たくさんの人々の遺伝情報を調べて、特定の病気や特徴に共通している遺伝子の変異を探すことだ。
つまり今回の研究では、マウスで見つかった145個の身長遺伝子と、さまざまな身長の人を比較して明らかになった背丈に関係していそうな遺伝子が比べられたわけだ。
その結果、マウスの軟骨細胞を成長させる遺伝子が、人間の身長遺伝子と考えられるものとよく一致していることが明らかになったという。
つまり、マウスの背を伸ばす遺伝子と同じものが、私たち人間の背丈も決めているかもしれないということだ。
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・将来的には、子供の成長障害の治療法が見つかる可能性も
人の身長を決める遺伝子を探し出したいのなら、マウスの遺伝子を分析するだけでは不十分だ。その結果が私たちに当てはまらないことだって普通にあり得る。
一方、ゲノムワイド関連研究は、人の遺伝子を調べてはいても、因果関係までを解明することはできない。