中国からアメリカと日本へ、氷河期時代の人類移動の証拠を発見 (2/4ページ)

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 今回、中国科学院の研究チームは、アジア人とアメリカ先住民との遺伝的なつながりにスポットライトを当てている。

 私たちの体には細胞核内のDNAのほかに、ミトコンドリア内にある「ミトコンドリアDNA」が存在する。

 これは母から子に受け継がれるDNAで、人類の移動パターンや人類の進化を研究するうえで重要な手がかりをもたらしてくれる。

 今回の研究では、このミトコンドリアDNAを調べ、旧石器時代に東アジアからアメリカ大陸へわたり、現在の南米諸国や米国に移住した人たちの血統を過去へとたどっている。

 具体的には、ユーラシア大陸全土から集めた10万以上の現代人のDNAと、1万5千以上の古代人のDNAを分析し、この系統に連なる現代人216人と古代人39人を特定。

 彼らのDNAの突然変異、地理的な分布、年代を比較することで、この系統がどのように枝分かれしてきたのか追跡した。

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・中国沿岸部からアメリカと日本に移住
 そして明らかになったのが、中国北部の沿岸部で暮らしていた人たちは、氷期と退氷期の少なくとも2度、アメリカ大陸へ移住しただろうということだ。

 どちらの場合も、内陸の無氷回廊(最終氷期に形成された氷のない地域)ではなく、太平洋沿岸を経由してアメリカ大陸に渡ったと考えられるという。

 最初の移住は、2万6000年~1万9500年前の最終氷期極大期だ。この時期は氷の面積がもっとも大きかったときで、中国北部は人類にとってかなり過酷な環境だった可能性が高い。

 そして2回目の移住は1万9000年~1万1500年前のことだ。
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