5月病で疲れた心を軽くする。公認心理士が解説するディズニー/ピクサー作品の魅力とは? (2/4ページ)

マイナビウーマン

■公認心理師がすすめる、心が軽くなる映画3選

次に実際に私が見た映画作品の中で、5月病で元気が出ない時にぜひ見てほしいおすすめの作品を3つ紹介します。

◇『インサイド・ヘッド』

『ヨロコビ(喜び)』『カナシミ(悲しみ)』『イカリ(怒り)』『ムカムカ』『ビビリ』の私たちが誰しも持っている5つの感情たちが繰り広げる冒険物語を描いた作品。

カナシミの暴走を必死で止めようとするヨロコビ。それがきっかけで、これまで積み上げてきた思い出たちが崩れていき、感情たちの主であるライリーは、何も感じない状態になってしまいました。

カナシミの存在をどこか否定したい感じであったヨロコビでしたが、ライリーの思い出たちを取り戻す冒険をする中で、『実はカナシミの存在も時には必要なのだ』と、カナシミの存在を少しずつ肯定していくのが印象的でした。

これは私たちにも言えることだと思うのですが、いつもポジティブな気持ちでいられるわけではなく、時にはネガティブな気持ちになることだってありますよね。しかし、ネガティブな気持ちは決して悪いだけのものではなく、同じ失敗をするのを防いでくれたり、次のステップに踏み出すための原動力になってくれたりします。

『こんな落ち込んでいる自分はダメだ』とか『あの子はいつも前向きなのに、それに比べて私は……』と、自分の中のネガティブな気持ちをなくそうとするのではなく、受け止めてあげるヒントになる作品になるのではないかと思います。

◇『ソウルフル・ワールド』

ジャズ・ミュージシャンを目指すジョーと、地上に生まれる前のソウル〈魂〉たちが集う不思議な世界で問題児とされるその名も“22番”。タイプの違う2人の掛け合いがハラハラしつつも、クスッと笑ってしまうような楽しい気分にさせてくれる一方で、『生きる意味とは何か』という哲学的な問いをされている感じがする作品でもあります。

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