「読み終えたら家族にすすめてほしい」 大注目の青春小説『成瀬は天下を取りにいく』作者に聞く (4/5ページ)
10代から20代の頃はちょこちょこと書いていたのですが賞に応募するには至らず、その後書くのをやめていた時期を挟んで、30代半ばになってまた書き始めました。R-18文学賞にはその時から応募していて、いきなり最終候補に残ったんですよね。そこから毎年応募し続けて、4回目で受賞しました。
――『成瀬は天下を取りにいく』は青春小説のジャンルになると思いますが、作風的に得意なジャンルはありますか?
宮島:おそらく得意なジャンルが青春小説なんだと思います。青春小説で受賞できたということからしても多分そうなんだろうと。ただ、自分としては恋愛小説ですとか、大人の話の方が好きではありますね。
――読者の立場として、影響を受けた作家やよく読む作家はいますか?
宮島:R-18文学賞の先輩方の本は必ず読んでいます。また、辻村深月さん、三浦しをんさん、柚木麻子さん、窪美澄さんといった選考委員の皆さんの本も読みますし、東野圭吾さんをはじめとしたベストセラーのエンタメ小説も好きです。ジャンルも決まったものばかりでなく、幅広く読んでいます。
――では、『成瀬は天下を取りにいく』をどんな人に読んでほしいとお考えですか?
宮島:幅広い人に読んでほしいですね。普段本を読まないような方でも読みやすい作品になっていると思いますし、それこそ老若男女問わず、小学生から年輩の方まで楽しんでもらえる本になっていると思います。それに、しばらく小説から遠ざかっている方にもぜひ手にとっていただきたいですね。
そして、もしこの小説を読んで面白いと思ったら、家族にすすめてほしいです。子どもや親、兄弟、祖父母、世代を超えて楽しめると思うので、そういう風にこの作品が広がってもらえれば嬉しいですね。
――最後に、この小説を書いていく中で青春はどのような形に見えましたか?
宮島:青春の形は人それぞれだと思います。