岩手の祭り屋台に並んでいた「黄色とピンクの丸いやつ」 謎のローカル菓子「たぐりあめ」ってナニモノ? (1/2ページ)
焼きそば、タコ焼き、じゃがバター、りんご飴、かき氷、チョコバナナ......。縁日や祭りに並ぶ屋台では、いろんな食べ物が売られている。
読者もそれぞれに、いっとう好きな「屋台グルメ」があることだろう。
では、この食べ物のことは皆さんご存じだろうか。
割り箸に黄色とピンクの丸い何かがくっついている。これは一体、どういうものなのか。
生まれも育ちも今の住まいも埼玉県であるJタウンネット記者がこの食べ物を知ったのは、ツイッターユーザーのkepareshizukuish4(@31JilxiMJkgNxOg)さんによる、2023年5月10日の投稿がきっかけだった。つぶやきの内容は、以下の通り。
「待って、30数年生きてきて、たぐりあめが岩手にしかないものだと初めて知った」
......"たぐりあめ"だって? 聞いたことがない名前だ。というかこれ、飴なの?
以前は出店の定番だった15日に記者の取材に応じた投稿者・kepareshizukuish4さんは岩手県雫石町出身・在住。8年ほど関西地方で生活していたが、最近になって「たぐりあめ」が岩手のものと気づいたという。
「大人になってからはあまりたべなくなりましたが、優しい柔らかいおせんべいの味と、水飴のハーモニーが幼少のころを思い出させてくれる味です」(kepareshizukuish4さん)
kepareshizukuish4さんにとっては、子供の頃からの馴染みの味らしいが......。まだどんなお菓子なのか想像がつかない。
記者は16日、たぐりあめを販売している盛岡市上鹿妻の産直施設「あいさい舘」の事務局長・村上祐子さんにも話を聞いた。