うつ病患者の脳内信号を磁気刺激で逆転させることで治療効果が得られることが判明 (3/3ページ)
たとえば、あなたが熱を出したとき、医者はさまざまな検査をして、その原因が細菌なのかウイルスなのかといった具合に客観的に診断し、それにあった治療がなされる。
うつ病の場合、これに相当する検査がこれまでなかった。
だが、今後は2つの脳領域間の信号の流れという生物学的な変化から、症状を客観的に診断することができる。このようなバイオマーカーは、そもそも精神医学の分野では初めてのことであるそうだ。
ただし、うつ病患全員の脳内信号が逆流しているわけではなく、症状が軽い場合にはあまり見られないかもしれない。
それでもうつ病の治療を選別するための指標としては役立つ可能性があるとのことだ。
References:Researchers treat depression by reversing brain signals traveling the wrong way / Researchers treat depression by reversing brain signals traveling the wrong way | News Center | Stanford Medicine / written by hiroching / edited by / parumo
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