史上最年少の名人&七冠!藤井聡太、プロ棋士が語る「20歳の怪物」“強さ”の秘密20 (2/5ページ)

日刊大衆

それを20歳の若さで、しかも将棋界トップの渡辺さんを相手に行うなんて、本当に驚異的です」

 では、その驚異的な強さは、どう培われたのか。佐藤九段はまず、「AI(人工知能)研究に長ける」という点を挙げる。

■まるで“人間コンピュータ”

「将棋で大切なのは、いくつもの道筋から、相手の王将を詰むためのルートを探し当てる能力。それを瞬時にはじき出すのがAIなわけです。藤井さんは、そんなAIを相手に研究を重ねてきたので、それに近い領域まで達している。ゆえに、王将を詰む嗅覚がズバ抜けているんです」

 それが、不利な状況からでも逆転できる「無類の勝負強さ」に、つながっているという。

羽生善治九段もよく勝負強いといわれますが、彼の場合は、難局を打開するひらめき意表を突く手で、流れを持ってくる勝負勘に優れています。対して藤井さんは、相手の王将を詰むまでのルートを、ミスなく正確に見極められる“完璧さ”が要因です」(前同)

 まるで“人間コンピュータ”のようだが、それを裏づけるような逸話も。

「対局中、最善手を探るとき、“符号”で考えるそうです。符号とは、3一銀といった駒の位置や動きを表す文字のこと。頭の中で盤面をイメージする棋士が多い中、かなり異質ですが、それが読みの速さと深さを生んでいるのかもしれません」(将棋関係者)

■「詰将棋力」も強さの秘密

 読みと言えば、かつてプロも参加する大会で5連覇した「詰将棋力」も、強さの秘密の一つとなっている。

「藤井さんの詰将棋力は、アマチュア時代からプロ顔負け。30手詰めでも読めていたなんて伝説が残っているほど。つまり、局面の解析力はAI並みと言っていい。ゆえに、終盤まで持ち込まれたら、誰もが敗北してしまうということです」(前出の森九段)

 一方、永世名人でもある谷川浩司九段は、過去の本誌インタビューで、その強さを、こう分析した。

「史上最年少の名人&七冠!藤井聡太、プロ棋士が語る「20歳の怪物」“強さ”の秘密20」のページです。デイリーニュースオンラインは、藤井聡太AI将棋羽生善治パソコンエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る