プロ野球2023ペナントレース前半戦「衝撃の20大事件」ウラ真相 (5/7ページ)

日刊大衆

とはいえ、西武は12球団でも指折りのコンプライアンスに厳しい球団。少なくとも今季中は“飼い殺し”にせざるをえない」(球界関係者)

 それでは、山川の野球人生は、どうなるのか。

「あと15試合と迫る国内FA権の取得は当然できませんし、噂されていたソフトバンク入りも白紙にならざるを得ない。残された道は、自由契約で自ら次の道を探すのみでしょう」(同前)

 これには、当のソフトバンクも困り果てている。

「昨年、山川が西武と単年契約をした時点で、ソフトバンクに“内定”していた話がある。

 正式な書面ではないにせよ、西武との大型契約を蹴らせたわけですから、仁義的にはソフトバンクが山川の世話をしてあげないと……という見方も」(同)

 それにしても、西武の凋落はすさまじい。この危機を脱する方法はないものか。

 監督・コーチを長く務めた“西武の頭脳”で前出・伊原氏の提言はこうだ。

「契約は複数年と聞いていますから、監督の(松井)稼頭央に関しては、先を見据えたチーム作りに本腰を入れるしかない。まず、得点力。そして、ミスの少ない細やかな野球を、いかに徹底させていくかでしょう」

 その上で“コンプラに厳しい”わりに、選手に不祥事が多発しがちな“風紀の乱れ”に、こう諫か ん言げ んする。

「長髪をなびかせているエースの髙橋光成(26)と今井達也( 25 )。あの2人の髪型はまず、どうにかせんといかん(笑)。

 ジーンズで球場入りすることさえ考えられなかった、かつてを知る私からすれば、このラフな雰囲気が、チーム全体の緩みにもつながっている気もします」

■立浪和義監督の中日は「厳しさ」がマイナスに

 ただ、中には、その「厳しさ」が、逆にマイナスに作用している球団もある。

 京田陽太(29)や阿部寿樹(33)らを放出するなど、容赦ない大ナタを振るう立浪和義監督の中日だ。

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