この首級は男か女か?「高天神城の戦い」で徳川家康が伝授した見分け方とは【どうする家康】 (4/4ページ)

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城内の将兵たちは大喜び、みんな城の堀近くまで群がり、栗田刑部丞も櫓の上から涙を流して堪能したのでした。

やがて城門が開いて一騎の若武者が現れ、与三大夫に引出物を贈ります。茜色の陣羽織を着たこの若武者こそ、かの時田鶴千代だったと言います。

愛する主君・刑部丞と最高の幸若舞を鑑賞し、もはや思い残すことはない。鶴千代は明日を最期と覚悟を決めたことでしょう。

終わりに

持ち込まれた鶴千代の首級(イメージ)

……かくて明日の戦に城兵皆いさぎよく戦て討死す。殊さら茜きし武者は晴なる働して死しぬ。……

※『東照宮御実紀附録』巻三

高天神城を枕に討死した栗田刑部と時田鶴千代。主従の美しい絆は、末永く人々に語り継がれるのでした。

NHK大河ドラマ「どうする家康」では、よく分からない内に終わってしまった高天神城の戦い。

尺の都合でしょうがないのかも知れませんが、その陰には数々のドラマがあったことに思いを馳せていただけたら嬉しいです。

※参考文献:

『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション

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