AIが老化を予防する新たなアンチエイジング薬候補をたった5分で発見 (1/4ページ)
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新しい薬を作るのは、お金も時間もかかる大変な作業だ。だが今後は、AIが新薬開発を大幅にスピードアップしてくれるかもしれない。
それを証明するかのように、エディンバラ大学のバネッサ・スメール=バレート氏らは、AIを駆使することで、ほんの5分で老化を予防する新たなアンチエイジング薬の候補を探し出すことに成功したという。
最終的に絞り込まれたものは、ゾンビ細胞を退治することで体の老化を防いでくれる「老化細胞除去薬」としてとても有望であるそうだ。ゾンビ細胞に関しては本文で説明する。
・老化を広めるゾンビ細胞
私たちの体を老化させる原因の1つが、「ゾンビ細胞」と呼ばれるものだ。
この細胞は生きてはいるが、それ以上細胞分裂する力を失っている。
細胞分裂する力を失っていることは、悪いことばかりではない。
老化した細胞はDNAに傷がついていることがある。だから分裂しないことで、そうした古びたDNAがそれ以上広まらないようにする。
とはいえゾンビだ。当然、悪さもするのである。困ったことにこの細胞は、周囲の細胞を老化させようとするのだ。まるでゾンビが新しく仲間を作るかのように。
だから紫外線や化学物質によるダメージなどで、体の中にゾンビ細胞が蓄積すると、糖尿病・変形性関節症・がんといったさまざまな病気を引き起こすようになる。