「コンコルドの息子」との異名をとるNASAの超音速旅客機「X-59」、初飛行に向けて準備進行中 (2/3ページ)
じつはかつて存在した音速旅客機コンコルドは巡航速度マッハ2を誇り、ニューヨーク・ロンドン間を2時間53分で結んだ。単純な飛行速度だけなら、あまり進歩がないように思える。
だがX-59はその超音速飛行の質がまるで違うのだ。轟音を響かせるかわりに、”車のドアが閉まる音“と同程度のノイズと空を飛ぶ。
コンコルドの場合、音速の壁を突破するときに発生するソニックブーム(大音響)が大きな問題となった。
ところが、X-59で実験されているソニックサンプ技術では、ソニックブームがサンプ(ドンッ程度の音)に抑えられる。
これは米国本土など、騒音規制が敷かれている地域で超音速飛行線を開通するうえでとても重要なものだ(一方のオーバーチュアは”再生可能な航空燃料”が採用されるという)。
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カリフォルニア州パームデールにあるロッキード・マーティン・スカンク工場の滑走路近くに駐機しているNASAのX-59 / image credit:NASA/Lockheed Martin・初飛行へ向けてお披露目
そんなX-509だが、これまで格納庫で開発されていた機体が、ついにフライトライン(格納庫と滑走路との間のスペース)へと移されたとのこと。
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X-59 / image credit:NASA/Lockheed Martin
今後、初飛行に向けて、一連の重要な地上テストが行われるという。
その後は、さまざまな地域でテスト飛行を行い、飛行中に発生するソニックサンプに対して人々がどう反応するのか調査される。