ナルシストの解釈に誤解が生じている。専門家がその理由を解説 (1/4ページ)
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「ナルシスト」と聞いてどんなイメージが浮かぶだろうか?誰か身近にいる特定の人の顔が思い浮かんだだろうか?
一般的にうぬぼれや自己愛が強い人を日本では「ナルシスト」と呼ぶが、英語では「ナルシシスト(narcissist)」が正解だ。
わかりやすいよう本編では「ナルシスト」として説明するが、ナルシストに関しての関心は高く、Google 検索は過去10年間で着実に増加しているという。
だが、ナルシストの解釈に誤解が生じているという。オーストラリアの心理学者、ミーガン・ウィリス氏が、ナルシストに関して学術的な説明をしている。
・ナルシストとは何か?
ウィリス氏によると、ナルシシズムは、主に2つのタイプがあるという。「尊大型ナルシシズム(grandiose narcissism)」と「軟弱型ナルシシズム(vulnerable narcissism)」だ。
尊大型は、その名の通り、非常に尊大な自意識を持ち、攻撃的で他人に対して上から目線でふるまうといった特徴がある。一般的なナルシストのイメージはこちらだろうか?
一方、軟弱型は、その尊大さは自分のダメさを隠すためのものだ。一見自信ありげに見えて、それは脆く崩れやすく、ちょっとしたことで傷つきがちだ。
また最近の心理学では、尊大型と軟弱型の共通点や類似点を説明するために、次の3つの要素が提唱されているという。
敵対性(Antagonism)
この特徴は、尊大型と軟弱型のどちらにも見られ、「傲慢さ」「特権意識」「搾取性」「共感の欠如」といった特徴となって現れる。