「猛暑の日、2トントラックで仕事していた私。料亭傍に停車して休んでたら、女将さんが中から出てきて...」(東京都・50代男性) (1/2ページ)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Yさん(東京都・50代男性)
30年前、トラックでルート営業をしていたYさんはゆっくりとお昼を取れない日々を過ごしていた。
ある暑い日、夏バテ寸前だったYさんが車を止めてお弁当を食べていると......。

<Yさんの体験談>
30年前、私は2トントラックに乗ってルート営業をしていました。
一日に20件くらいのお店を周り、約2tもの荷物を台車で降ろす。配送時間の縛りもあって、なかなか車を停めてゆっくりお昼とは行かない毎日でした。
チラリと見てきて...その夏は連日の猛暑。体力もギリギリで、夏バテ寸前でした。
その日はお弁当を買って、少しのどかな場所に車を停めてご飯を食べることに。
すると、 料亭の女将さんらしき方が、打ち水をするために表に出て来てこちらをチラリとみてきました。

「まずい、お店の傍に駐車しているのを怒られるのかなぁ」と思い、お弁当を食べるペースを上げました。
しかし女将さんは、紙コップにむぎ茶を並々入れて来てくれたのです。
「毎日暑いのにご苦労様です。コレ良かったらむぎ茶だけど飲んでね。ゆっくり食べていって大丈夫だから」
その時の麦茶の味は格別で、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。
あれから数十年が過ぎ、今度は自分が配達員さんや近所の工事の警備員さんに飲み物を差し入れする側になりました。