非常に珍しい3000年前のハチのミイラを発見、巣房の中で眠り続けていた (1/4ページ)
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ポルトガル南西部のオデミラの海岸で、世にも珍しいミイラが発見された。なんとそれは、巣房(すぼう)の中に閉じ込められたままミイラ化した無数のハチたちだ。
彼らが生きていたのは3000年前の大昔。つまりは下エジプトではファラオ・シアムン(Siamun)が君臨し、日本はまだ縄文時代だった頃のことだ。
ポルトガルでは青銅器時代が終わりを迎えようとしていたが、その当時なぜか数百匹のミツバチが巣房の中で死に、大量のミイラになるという珍しいことが起こった。
一体彼らはなぜ大量に死に、そしてミイラになったのだろう? それは3000年前のある晩に起きた悲劇が原因かもしれないという。
・巣房の中でミイラ化したハチを発見
ポルトガル、リスボン大学やUNESCOをはじめとする国際チームによる今回のプロジェクトでは、4つの古生物学的遺跡が発見されており、そこからは1m四方の空間に数千ものハチの巣房の化石が見つかった。
巣房(すぼう)とは、ハチの巣の内部につくられる、幼虫の成育や蜜の貯蔵などのための小部屋(セル)のことで、ミツバチなどでは、六角形が隙間なく並んだ形につくる。蛹室とも呼ばれている。
一般に、昆虫の外骨格はキチン質でできており、死んだ後はすぐに分解されてしまう。だから大昔のハチのミイラはとびきり珍しい。
ハチの巣ならば1億年前の化石が見つかっているが、巣の住人の姿を現在に伝えるものは事実上ゼロだ。