まるで火山が稲妻を放出しているような驚くべき自然現象「スパイダー・ライトニング」 (1/3ページ)
[画像を見る]
グアテマラ南部のアンティグア市に近いアカテナンゴ火山で、火山から稲妻が放出されているような驚異的瞬間が目撃された。
実際には目の錯覚で、雲の中を雷が放射状に広がっているのだが、それでも非常に珍しい自然現象だ。
まるで蜘蛛が雲の間をはいずり回っているように見えることから、この現象は「スパイダー・ライトニング」と名付けられている。
雷を操って戦うゼウス神の技のようで何とも神秘的だ。
・雲の中を放射状に広がる「スパイダー・ライトニング」
X(旧ツイッター)に投稿され、話題となっているその映像は、火口から、稲妻が放出されているように見える、驚異的瞬間が記録されている。
実際には雲の中を放射状に稲妻が広がる「スパイダー・ライトニング」と呼ばれる珍しい自然現象である。
[画像を見る]
「スパイダー・ライトニング」の基本的な原因は、普通の雷と同じく、雲内に静電気がたまり、それが放出されることだ。
上昇気流で空に吹き上げられる氷の粒と、地面に落ちていく氷の粒がぶつかると、雲の中にプラスの電気とマイナスの電気がたまっていく。
雷雲が電気をためきれなくなると、それを地上へ向かって逃す。これが落雷だ。
ところがスパイダーライトニングは、雷雲の上空を水平に移動する。
その閃光は通常の雷よりも長く、より遠くまでひらめく。だから、まるで蜘蛛の足のような複雑なパターンが描かれる。
その光が特に強烈な場合、地上からもその様子を見ることができる。今回のものはまさにその決定的瞬間をカメラにとらえたものだ。