Rinēがデザインも機能性も妥協しない「吸水ショーツ」を開発したワケ (2/4ページ)
――日本ではまだ認知のなかった製品を取り扱うブランドを持つことに、不安はありませんでしたか?
この時すでに30歳を超えていましたし、起業の経験もありませんでしたが、不思議と不安はありませんでした。『Rinē』を立ち上げる前に携わった飲食店の運営で、人々が求めているものを提供することへの面白さを知れた経験が大きかったのかもしれません。
ブランドを立ち上げることへの不安よりも、「私が吸水ショーツと出会った時の感動を1人でも多くの女性に広めたい」という好奇心が勝ちました。
着心地も機能性もデザインも“諦めない下着”――『Rinē』はこれまでにないファッション性を持つサニタリーインナーとして話題を集めましたが、ブランドのコンセプトを教えてください。
私の中にあったのは「諦めない下着を世に届ける」という想いでした。自身が吸水ショーツを探していた時に感じた、素材感や着心地、デザイン性、そのどれかを諦めて妥協しなければいけないような下着では、意味がないと思っていました。
――生理中はさまざまなことを「諦めるしかない」と思っている女性も多いと思います。信近さん自身もそうでしたか?
私自身もこれまで、生理の日は下着の色やデザインを妥協していましたし、ナプキンの位置を気にしていても、就寝中は寝具を汚してしまう日も。だけど、私はこの先も毎月訪れる生理とともに生きていくわけです。
――そう思うとどうしても、憂うつになってしまいますよね。商品開発の際は、どのようなポイントにこだわりましたか?
デザインと機能性を両立するだけでなく、手に取りやすい価格で女性に届けることを目標に、商品開発を進めました。
デザイン面に関しては、ブラレットとのセット販売にすることは決めていました。私自身も普段はセットアップで下着を選んでいますし、生理中の下着が上下バラバラなだけで、テンションが下がってしまう女性もいると思ったからです。