年収300万以下でも『東京でおひとりさま』を選択できる!? FPさんに聞いてみた (2/4ページ)
収入に対して支出のほうが9,402円多いということは、毎月、約1万円ずつ貯蓄を取り崩して生活しているということ。公的年金の逃げ切り世代といわれる人たちでも収支が赤字というお財布事情なわけですから、私たちが老後を迎える頃は……推して知るべしですね。
■「おひとりさまの老後」にはいくら必要?
では、結局のところ、私たちは老後までにいくら貯めておけばよいのでしょうか?
人生100年時代、仮に65〜100歳までを先ほどの収支で生活するとした場合、毎月の貯蓄の取り崩し1万円×12カ月×35年=420万円。「あれっ? 老後2,000万円問題なんて言うけど、意外と少ない!?」と思うかもしれません。
でも、もう一度先ほどの家計収支の図を見てみてください。「住居」の支出が9.9%、金額にするとたった13,115円しかありません。これは、平均となると持ち家の人や実家を相続している人などが含まれるためです。仮に『東京でおひとりさまを選択』、それも賃貸で、となると、当然ここに家賃がオンされてくるわけです。
■「東京住み」にかかる住居費は?
総務省統計局の「土地統計調査」(平成30年)によれば、東京都の1カ月あたりの家賃の平均は8万1,001円となっています。全国平均が5万5,695円と比べると約1.5倍。さすが大都会東京です。
仮に家賃を約8万円とすると、8万円×12カ月×35年=3,360万円。なんと老後の家賃だけで3,000万円を超えてきます。家賃5万円でも、5万円×12カ月×35年=2,100万円。これでも2,000万円超えです。東京で、おひとりさまで暮らし続けるためには、この住居費問題が最大の難関と言えるかもしれません。
■将来のために今すぐ始めたい3つのポイント
では、仮に現在の手取り年収が300万円だとした場合、こうした問題を乗り越えるためにどのように家計と向き合っていけばよいのでしょうか。
ポイントは大きく3つです。