「恋人と喧嘩後、1人で外出した時にすれ違った見知らぬ車。目的を済ませて帰ろうとしたら、その車が停まってて...」(神奈川県・50代女性) (2/3ページ)

Jタウンネット

心配しているという風でもなく...

車に乗せてもらうと、女性は後部座席に座った私に「大丈夫?」と、心配しているという風でもなく、とても自然に「知り合いに同じくらいの子供がいるので、話してみたかったのよ」と言ってくださいました。

何を話していたのかは覚えていませんが、とても居心地の良い時間でした。

正直、私はとても落ち込んでいて、それでも普通にしていたつもりでした。

雨の日の湖に一人で20歳前後の女子学生がいるなんて、あまり良い光景とは思えないと思いますが、私は特に何かしようというわけではなく、ただ、自分の気の済むようにしたかっただけだったのです。

湖に女性一人という見慣れない光景(画像はイメージ)

でも、そんな私を見かけて、私が身を投げたり、良からぬ思いに囚われたりしてはいないかと、心配して声をかけてくださったのだと後で思いました。

それでも、あの時のお2人はとても自然ににこやかに「あなたのような人と話ができて良かったわ」と言ってくださいました。

こちらが恐縮するようなことも、余計落ち込むようなこともなくて、私ももっと一緒にいられたらなんて、思ってしまうような、そんなお2人でした。

「あんな人になれたらすごいなぁ」と、送ってもらった麓の駅で思いました。

あの時触れた忘れられないひとの心の温かさ。おかしなことですが嬉しかったのです。

30年以上経ちますが、人の暖かさを思い出す時は決まってこのことを思い出します。

心配をかけてしまいごめんなさい。待っていてくださってありがとうございます。

雨の日の湖には行きません。心配してくれる知らない人が私にはいるのだから、もう行かない、と思いました。あの時は本当に、ありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

「「恋人と喧嘩後、1人で外出した時にすれ違った見知らぬ車。目的を済ませて帰ろうとしたら、その車が停まってて...」(神奈川県・50代女性)」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る