「7つまでは神のうち」怖くて哀しい意味もある七五三の由来とは?【後編】 (2/4ページ)

Japaaan

「7つまでは神のうち」……といわれ、厳しい環境で7歳まで無事育ったことで、ようやく「この世の中に誕生した」とお祝いをすることが「七五三」の原型ともいわれています。

平安時代の宮中で3歳・5歳・7歳にお祝いの儀式を行っていた

小国政「七五三祝ひ之図 左」

平安時代の宮中では、男女ともに生後7日目に産毛を剃り坊主頭で育てる風習がありました。そして、3歳の春に髪を伸ばし始めるときに「髪置き」の儀式を行い子どもの成長を祈ったのです。

5歳〜7歳には、男児(平安時代は男女ともに、江戸時代から男児のみに)が、当時正装であった袴を付ける「袴着」の儀式を行い、女児は7歳に着物の紐をとって帯を結ぶ「帯解の儀」という儀式が行ったのでした。

子どもにとっても親にとってもありがたく嬉しい「七五三」の儀式。けれども、それは「五体満足で健康に育っている子ども」に関してだけのことだったのです。

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