デンキウナギの放電が周辺生物の遺伝子に変化をもたらす可能性 (3/4ページ)

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ゼブラフィッシュの体で光る外部から取り込まれた遺伝子 / image credit:hintaro Sakaki
デンキウナギの電気は、エレクトロポレーション装置のものとはパルスの形状が異なり、電圧も不安定です

それでもデンキウナギの放電が細胞への遺伝子導入を促進したことを示しています

デンキウナギをはじめとする放電生物が、自然界でも遺伝子組み換えに関与していたとしてもおかしくありません
・雷などの放電も生物の遺伝子に変化をもたらす
 ちなみにまた別の研究では、雷のような自然現象が線虫や土壌細菌に影響を与え、今回と同じようなことが起きていることが観察されているという。

 フィクションの世界では「雷に打たれると異能に目覚める」という設定もあるが、事実雷に打たれて特殊能力を得たケースもいくつか報告されている。

 生物と電気、この予想外の組み合わせは、これまでの常識ではわからなかった複雑な生命の営みを照らしてくれるかもしれない。電気だけに。


追記:(2023/12/17)本文を一部訂正して再送します。
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