進化可能な最初の生命体はビッグバンの直後に誕生した可能性があると物理学者 (3/5ページ)
宇宙の歴史においてきわめて重要なこの時代がいつ始まったのか正確にはわからないが、ビッグバンから数億年以内のどこかの時点とされている。
そうした最初の星々が誕生すると、すぐさま生命に必要な元素をせっせと作り始めてくれたことだろう。
つまり、炭素をベースに作られ、酸素でエネルギーを運び、液体の水に満たされているような私たちが知る生命は、地球よりもずっと前から存在するかもしれないということだ。
もちろん、炭素ではなくケイ素(シリコン)をベースにして、溶媒として水ではなくメタンを使うような、私たちが知らない生命もいたかもしれない。
だがそうしたエキセントリックな生命ですら、そのための元素は星によって作られる。化学物質をベースとした生命は、星がなければ誕生できないのだ。
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・宇宙最初の生命はどのようなものか?
だが、生命が必要とする化学物質が作られる以前、それを利用しない生命が誕生していたかもしれない。
そのような生命がどのようなものか、サッター氏もなかなか想像できないことを認めている。
だが、ここでの生命とは進化する存在のことだ。
この定義を満たすうえで、化学物質は必須ではない。ならば化学物質なしで、情報を保存し、エネルギーを取り出し、環境と相互作用する生命はありえないことではない。
その候補としてサッター氏が指摘するのが、「ダークマター(暗黒物質)」や「ダークエネルギー(暗黒エネルギー)」と呼ばれる謎めいたものをベースにした"暗黒生命"だ。
じつはこの宇宙において、私たちが知る物質はわずか5%程度でしかなく、残りの95%は正体不明の物質やエネルギーによって満たされている。