進化可能な最初の生命体はビッグバンの直後に誕生した可能性があると物理学者 (4/5ページ)

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 宇宙のほとんどを構成するダークマターとダークエネルギーがどのように相互作用し、どのような”暗黒”化学反応を引き起こすのか、誰にもわからない。ならば、それらを利用した生命を否定することはできない。

 そうした仮説上の暗黒生命なら、人類にはまだ理解できない力によって動かされ、媒介されながら、最初の星が出現するもっと前に誕生できたかもしれない。

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銀河団が衝突している「弾丸銀河団」の合成画像。片方は弾丸のように片方を貫通している。青い部分には、ダークマターの存在を示す兆候があると考えられている/Image credit: X-ray: NASA/ CXC/ CfA/ M.Markevitch, Optical and lensing map: NASA/STScI, Magellan/ U.Arizona/ D.Clowe, Lensing map: ESO/WFI

 サッター氏はさらに過去にさかのぼり、いっそうワイルドな可能性を想像している。

 その根拠となるのが、ビッグバン直後は自然の力がきわめて極端かつ風変わりであったため、複雑な”構造"の成長を支えることができたという仮説だ。

 例えば、そうした構造は、磁気単極子によって固定された時空のひだ「宇宙ひも」だったかもしれない。

 それが十分に複雑な作りをしているのなら、情報を保存することもできただろう。さらにエネルギーが十分だったならば、自己複製し、ダーウィン的進化すらしたかもしれない。そう、ここで定義する生命である。

 そうしたビッグバン直後に誕生したかもしれない"宇宙ひも生命"は、瞬く間に生と死を繰り返し、その歴史は1秒にも満たずに幕を下ろしたことと考えられるそうだ。
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