進化可能な最初の生命体はビッグバンの直後に誕生した可能性があると物理学者 (1/5ページ)
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地球に生命が誕生したのはおよそ40億年前のことだとされている。だが、137億年の宇宙の歴史の中では、もっと前に誕生した生命もいたかもしれない。
ではこの宇宙で一番最初の生命はどのようなものだったろうか?
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の物理学者、ポール・サッター教授によれば、生命を広く定義するならば、なんとビッグバンのほんの数秒後にすら誕生していた可能性があるという。
・そもそも生命とは何か?
まず最初に、ここでの「生命」について説明しておく。そもそも生命とは何か? これを定義するのはそう簡単なことではない。
だがサッター氏は宇宙最初の生命を考えるうえで、生命を「ダーウィン的進化の対象となるすべてのもの」と定義している。
このように生命を極めて広義に定義するのは、生命と非生命の境界を曖昧にするその大雑把さが、生命の起源を探るうえで都合がいいからだ。
今では生命宿る母なる地球も、大昔には生命など存在しない時期があった。それはたったひとつの定義ではとらえきれない、生命か非生命か判然としない存在がいた過渡期があったということだ。
さらに、生命の起源を求めて過去へ、それこそ宇宙誕生直後のエキセントリックな状況にまでさかのぼるなら、より懐の深い生命の定義が役に立ってくれる。
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・37億年前、地球にはすでに洗練された生命がいた可能性
そして「ダーウィン的進化をする存在」というここでの定義によるなら、地球上の生命は遅くても37億年前には誕生していたことになる。