2024年に実践したい「成功しやすい貯金」とは (1/2ページ)
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私たちが生きていく上で「お金」の問題は避けて通れない。
だからこそ投資が話題になり、老後を見据えてお金を貯めておかなければいけないという意識も芽生える。
投資も大事だが、普通に生活をしていれば手元にお金が残るスタイルを確立するのも大事だ。その意味では「貯金」は生きていくための基本なのだろう。ただ、貯金しようと思ってなかなかできない、つい使ってしまって貯まらない、など貯金が苦手な人もいる。そんな人でもお金を貯められるコツはないのか。
『得する会社員 損する会社員-手取りを活かすお金の超基本』(川部紀子著、中央公論新社刊)の中に、給与からしっかり貯金する術が掲載されている。
本書は会社員を対象に、給与明細の読み方や「手取り」から貯金を作る方法、緊急時に備える方法、投資の知識などをファイナンシャル・プランナーの著者が教えてくれる一冊だ。
著者いわく、意外と多いのが給与の振込口座にそのまま残す形で貯蓄をしている人。
しかし、本気で貯金をしたいなら給与口座を使うのはNG。口座にあるお金は「貯めたお金」ではなく、たまたま使わずに済んだお金、つまり「残ったお金」だ。だから、ちょっとしたイレギュラーで使いやすく、お金がなかなか貯まらないという状態になりやすい。
貯金をするなら、普段使うお金と混ざり合うことにない、引き出しにくい仕組みで貯めることを著者はすすめている。
■定番の「先取り貯蓄」はやはり強い!貯金をするコツとして、最初に挙がるのは「先取り貯蓄」だ。
貯金術としては定番中の定番だが、やはり効果は高い。その方法は、振り込まれた給料から貯金分を別の場所に移動し、残ったお金で生活をするというもの。先に移動してしまうのだから、「今月はお金が残るだろうか」とストレスを溜めることもなく、心身とも健康に貯金ができる。
では、「先取り貯蓄」の手段にはどのようなものがあるのか。
そのキーワードは「天引き」「積み立て」。