薩摩藩vsイギリス「薩英戦争」実は善戦していた薩摩藩!そのうえイギリスとも仲良しに (2/4ページ)
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この戦闘はおよそ二日間続きます。薩摩藩の砲台は旧式だったため、最新式のイギリス軍艦には勝てず敗北。イギリスが勝利を収めました。
以上が薩英戦争のいきさつですが、これまでは薩摩藩がボロ負けしたというイメージが一般的でした。しかし最近では、意外とイギリスに対して善戦したことが分かっています。
善戦できた二つの理由薩英戦争で、薩摩藩は一方的にやられたわけではありません。そもそも薩摩藩の死傷者は19人で、イギリス軍は63人と大きな差があります(イギリスの死傷者数については諸説あり)。
ではなぜ、イギリスはこれほどの大損害を受けたのでしょうか。
その大きな理由は二つあります。ひとつは、当時の天候が大嵐だったことです。
実は薩英戦争が始まったその日は、鹿児島湾に強風が吹き付けていました。よって荒波の中での戦闘となり、イギリス軍艦は照準がうまく定まらなかったのです。