大バカのまた大バカだ!散々に罵倒された藤原顕光(宮川一朗太)は本当に無能だったのか?【光る君へ】 (4/4ページ)

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終わりに

「まったく、顕光のヤツめ……」不満をこぼしながら帰路をたどる実資(イメージ)

「今日の作法、前後倒錯、聊か其の事を記す、筆毫刓るべし、ただこれ略記なり。卿相、壁の後に出でて嘲り咲ふ」

※藤原実資『小右記』長和5年1月25日条

【意訳】今日の作法は何だありゃ。前後の順序はまるでデタラメ、さすがにちょっと書き留めておこうとしたら、ツッコミどころが多すぎて筆が削れてしまったではないか。これでも一部に過ぎないのに。その酷さと言ったら、みんな嘲笑が止まらぬほどであった……。

文中の「前後倒錯」が何の順序かは不明ですが、恐らくは何を先に出したの引っ込めたの、そんな事かと思われます。

有職故実の大家であった実資は、自分と異なる流派の者を批判したかっただけなのかも知れませんね。

「みーんなアイツのこと、バカにしてるぞ!俺だけじゃないんだからな!」

我が意のままにならなかった顕光に対して、悔しがっていたのでしょうか。

果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」では、どのように描かれるのか、楽しみにしています。

2024年大河ドラマ『光る君へ』

※参考文献:告井幸男『摂関期貴族社会の研究』塙書房、2005年8月

トップ画像出典: NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより

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