大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部は本名ではなかった!では本当の名前は……?【後編】 (3/3ページ)
やっぱり清少納言も…
また、清少納言も本名は分かっていません。一応、江戸時代初期に書かれた書物で『清少納言枕草子抄』というものがあり、これには本名として「清原諾子」と書かれています。
しかしこれは根拠がなく、本当かどうかは全く分かりません。
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清少納言の場合は、呼称の由来も不明、本名も不明と分からないこと尽くし。『枕草子』ではあれほど自分の心情や身の周りのことを記録し尽くしているのに、不思議なものです。
どのみち、手がかりもほとんどない中で、千年以上も前の人の名前を確定させるのはほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
こんなところにも、日本史のロマンは眠っているのです。
参考資料:
歴史探求楽会・編『源氏物語と紫式部 ドラマが10倍楽しくなる本』(プレジデント社・2023年)
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