何たる暴挙!平安貴族・藤原行成(演:渡辺大知)が恥辱を受けた藤原實方のありえない行動とは?【光る君へ】 (5/5ページ)

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天皇陛下の側近長)に任じます。

一方、實方に対しては「歌枕を見て参れ」と陸奥国(東北地方東部)へ流罪としました。日ごろ和歌では何かと詠まれる名所ですが、配流とあっては歌どころではないでしょう。

かくして實方は、遠く奥州の地に果てたのでした。

エピローグ

都を侘び忍ぶ実方。月岡芳年筆

……実方、蔵人頭になられで、やみにけるを恨みにて、執とまりて、雀と成りて、殿上の小臺盤に居て、臺盤をくひけるよし人いひけり、一人は不忍によりて、前途を失ひ、一人は忍を信ずるによりて、褒美にあへるたとへなり。

※『十訓抄』詳解 下巻「第八 可堪忍于諸事事」より

【意訳】異郷に果てた實方は、念願であった蔵人頭になり損ねた怨みから雀に化けて、朝廷に舞い戻ったと言います。

片方は一時の感情で未来を棒に振ってしまい、もう片方は一時の怒りを耐えて褒美を得たのでした。

……というお話し。實方が行成を殴りつけた動機についてはついぞ明かされず、本当に一時の感情だったのかも知れませんね。

果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」では、このエピソードがどのように描かれるのか、今から楽しみにしています。

※参考文献:

石橋尚宝『十訓抄詳解』国立国会図書館デジタルコレクション

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